キャノピー解析システム SunScan

  • 植物キャノピーにおける入射および透過PARを測定
  • 葉面積指数(LAI)を直接表示
  • 入射光の全天日射量と散乱日射量を測定
  • 曇り、晴れ、変わりやすい条件下で使用可能
  • ポータブル、耐候性、バッテリー駆動
測定できる単位:
植物キャノピーにおける入射および透過PAR、 面積指数(LAI)、 入射光の全天日射量と散乱日射量

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概要

SunScan農作物用携帯型キャノピー解析システムは、作物キャノピーの光合成活性放射(PAR)のフィールド測定を 使用して、葉面積指数(LAI)とバイオマス生産に関する貴重な情報を提供します。

特長

SunScanは、作物キャノピー内の入射・透過光合成有効放射(PAR)を測定・分析するシンプルで 柔軟なシステムです。作物へのPARの浸透について重要な情報を提供し、作物の比較研究などでは、品種や処理による影響を切り分ける ために不可欠です。特に、多くの農作物で見られるような、低く規則的な低いキャノピーに適しています。SunScanは、ほとんどの 光条件下で使用することができます(正午近くが最適)。

SunDataソフトウェアモデリング

SunScanは、Campbell(1985)、Norman and Jarvis(1975)の研究に基づき、以下の要素を考慮した、均一な キャノピーを通る光の透過に関する高度なモデルを使用しています。

  • 直射光と拡散光
  • 葉のPAR吸収量
  • キャノピー葉角分布
  • キャノピー葉面積指数
  • 太陽天頂角
  • 太陽天頂角


  • 太陽天頂角は、実際の時刻、緯度・経度から算出します。葉の角度分布と葉の吸収量は、 ユーザーによって推定されます。LAIの計算に必要な他のすべての変数は、直接測定されます。

    SunScan プローブタイプ SS1
    有効エリア 1m x 13 mm ワイド、センサースペース 15.6 mm
    分光レスポンス 400~700nm (PAR)
    測定時間 120ミリ秒
    最大読み取り値 2500μmolm-2s-1
    分解能 0.3 μmolm-2s-1
    リニアリティ 1%以上
    精度 ±10%
    アナログ出力 1 mV per μmolm-2s-1
    インターフェース RS-232、9ピンメスDコネクタ
    動作環境 IP65、0~60℃の動作温度
    寸法・重量 1300(l) x 100(w) x 130(h) mm、1.7 kg
    電源 単3形アルカリ乾電池×4本(寿命1年以内)





    ハンドヘルドPDAタイプ RPDA3
    スクリーン 日光可読
    動作システム Windowモバイル6.5
    表示オプション a) LAI
    b) PAR平均
    c) すべての個々のセンサーの読み取り値
    動作環境 IP67、-30℃~60℃、1.2m落下試験済み
    電源 充電式バッテリー、12時間連続使用
    メモリー > 100万回以上の読み取り
    寸法・重量 191 x 80 x 35 mm、 490g

    キャリブレーション

    SunScanプローブ(SS1)とSunshineセンサー(BF5)は、 国家標準にトレーサブルな正確なPAR量子センサーに対して、 標準光源でキャリブレーションされています。センサーの スペクトルおよびコサイン応答は、理想的な応答に近似して いますが(グラフはご要望に応じて提供)、波長域の両端では 落ちます。 通常の日照条件下では、この偏差による誤差はほとんど ありませんが、人工光下などでは、測定値の絶対値に大きな 誤差が生じる可能性があります。 BF5サンシャインセンサー SS1プローブは密接にマッチしているため、入射光と透過光の 比率に基づくキャノピー計算への影響はほとんどありません。



    Sunshineセンサータイプ BF5ついてはこちらを参照ください。





    RPDA3は、SunScanプローブからの測定値を 収集・分析する、非常に堅牢なハンドヘルドPDA です。SunDataソフトウェアにより、生の測定値や LAIなどの派生関数を現場で表示、確認、保存する ことができ、必要に応じて平均化することもできます。 測定値は、100万件以上の測定値を保持可能な 内部メモリ、または市販マイクロSDカードに保存 され、取り外し可能なデータストレージとして使用 できます。収集したデータは、PCに簡単に転送 することができます。

    RPDA3による無人ロギング

    SunDataソフトウェアは、SunScanプローブから1秒から24時間までのユーザー定義の間隔で 自動的に読み取りと平均を取ることができます。これは、例えば、特定の場所でのキャノピー光の 遮蔽の日周測定値を得るために使用することができます。



    無線リンクは、SunScan ProbeとBF5基準センサーを接続し、 長い接続ケーブルが不要になります。このリンクは434MHzのライセンスフリー周波数で動作し、 100mから200mの植生の中で送信することができます。無線リンクシステムは、BF5リファレンス センサー用のアドオンモジュール(BF5-RL4)と特別に改造されたSunScanプローブ(SS1-RL4)で 構成されています。



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