Leafview 1 エントリーレベル 光合成/呼吸研究用 気相酸素電極システム

  • 照明下の気相サンプルにおける光合成と呼吸の研究に便利なエントリーレベルのシステム
  • 葉全体、藻類、苔などから切り取った最大10cm2の葉片に適したLD1/2電極ユニット
  • Oxyviewコントロールユニットによる酸素電極制御と信号取得
  • LS2高輝度タングステンハロゲン白色光源
  • 減光フィルターの挿入により調整可能なLS2光強度
  • Oxyviewから0〜5Vアナログ出力を介して記録装置に出力される酸素信号
  • 上部光学ポートにより、サンプルの真上からLS2光源を均一に照明

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概要

OXYV1 Oxyviewコントロールユニットは、光合成と細胞呼吸の学習指導用としてとても便利です。 Oxyviewコントロールユニットは、Hansatech Instrumentsが製造するさまざまな酸素電極チャンバーと完全に互換性があるため、液相と気相の両方で使用可能です。
Oxyviewは、4つのタッチセンサー式ボタンを備えたコントロールパネルを介して設定および制御されます。設定は、メニュー画面の表示ガイドラインの通り、各ステップに従うことで用意に実行できます。これらの設定手順には、スターラー速度の設定(液相測定用)およびバックオフとゲインの設定が含まれます。設定が完了すると、Oxyviewコントロールユニットは、サンプルの酸素含有量の読み取りを開始します。
Oxyviewコントロールユニットには、液相アプリケーション用の一体型マグネチックスターラーがあり、Oxyview 1システムの全体的な設置面積を最小限に抑えることができます(90 x135mm)。限られたスペースでプログラムを実行するために複数のセットアップが必要な場合に便利です。
Oxyview制御ユニットは、ユニットの背面に直接接続されている12VDCウォールキューブから電力を供給されます。また、背面には0〜5Vのアナログ出力があり、コントロールユニットからの測定値を0〜5Vのアナログ入力を受け入れるチャートレコーダーやデータロガーなどの外部記録デバイスに記録できます。

Oxylab+ 電極コントロールユニット

測定範囲

酸素:0100

信号入力

S1 O2電極(SMB

分解能

20℃で10 x 10-6μmols/ml

分極電圧

0.4 0.9Vの間で選択可能(デフォルトでは0.7Vを推奨)

ゲイン

粗調整 x1x2x5x10x20x50x100

微調整 1mVステップ

バックオフ

1mVステップで信号をバックオフ

アナログ出力

0 5V O2信号

寸法(HWD)

90 x 135 x 85 mm

重量

320グラム

電源

95 260ユニバーサル入力主電源、出力12VDC 2.5A

LD1/2電極チャンバー

適合性

気相呼吸/光合成

材質

ブラックアセタール

サンプルチャンバー

リーフチャンバー(7.5cc)

サンプルエリア

10 cm2

光学ポート

キャストアクリルトップウィンドウ

温度管理

別途恒温水槽に接続可能なウォータージャケット

寸法

95(D) x 75(H) mm

重量

350グラム

S1酸素ディスク

電極型

クラーク型ポーラログラフ式酸素センサー

電極出力

21O2で標準1.6μA

残留電流

0O2中で通常0.04µA

応答時間

10 90%、通常5秒未満

酸素消費量

通常<0.015µmol / hr-1

 

Leafview 1システムには、次のコンポーネントが付属しています。

  • OXYV1+ Oxyview電極コントロールユニット
  • LD1/2 電極チャンバー
  • LS2 高輝度白色光源
  • 酸素電極ディスクとSMB-SMB接続ケーブル
  • 減光フィルターセット
  • 電極膜のスムーズな装着をサポートするメンブレンアプリケーター
  • SPTFEメンブレン(0.0125mm x 25mm x 33m)
  • LD1/2電極チャンバー用のスペアOリング
  • Leafdisc電極チャンバー用の3つのステンレス鋼ディスク、キャピラリーマットおよびフォームスペーサーのセット
  • Leafdisc電極チャンバー用の3-wayガスタップと1ml使い捨てシリンジ(4タップ+ 2シリンジ)
  • S1電極ディスクのクリーニングキット
  • クラーク式酸素電極ディスクS1は、1970年代初頭にTom DelieuとDavid Walkerによって設計されて以来ほとんど変わっておらず、このセンサーの品質と信頼性を証明しています。S1は、白金の陰極と銀の陽極をエポキシ樹脂の円板にセットしたもので、酸素透過性のPTFE膜の下に50%飽和KCl溶液の層を設けて使用します。 膜の下に置かれた紙スペーサーは、陽極と陰極の間に電解液の均一な層を作るための芯の役割を果たします。

    これらの電極に小さな電圧をかけると(白金は銀に対してマイナス)、最初は電流がほとんど流れず、白金は分極されます(つまり、外部から加えられた電位を採用)。この電位を700mVまで上げると、白金表面で酸素が還元され、最初は過酸化水素H2O2となり、電子が酸素(電子受容体として働く)に供与され、極性が放電する傾向があります。このとき流れる電流は、カソードで消費される酸素と化学量論的に関連しており、液相試料中の酸素濃度のわずかな変化を高速かつ効果的に検出する方法となります。 S1電極をOxygraph+に接続することにより、液相サンプルの酸素濃度のわずかな変化を高速かつ効果的に検出することができます。

    LD1/2リーフディスク電極チャンバーは、気密性の高いチャンバー内に10cm2のリーフディスクを取り付け、酸素交換量を測定するためのシンプルな装置です。

    LD1/2は黒色アセタール製で、アクリル製の上窓があり、高輝度白色光源LS2を用いた光合成測定においてサンプルを均一に照射することができます。S1酸素電極ディスクがLD1/2のベースに取り付けられ、電極のドームがサンプルチャンバーの底面を形成します。 サンプルの温度は、恒温水槽(別売り)をLD1/2のウォータージャケット入力に接続することで正確に制御できます。

    LS2光源は、安定化された電源から電力を供給される高輝度(100W)タングステンハロゲン光源です。

    LS2光源には、冷却ファン、赤外線低減「ホットミラー」、および光学系が組み込まれており、ビーム全体の強度のばらつきが少なく、平行光に近い光を提供します。50mm角の光学フィルターまたは手動シャッタープレートを取り付けるために2つのスロットが用意されています。 光強度を減衰させるために、付属の4つのA5減光フィルター(0.1、0.3、0.6、および1.0 O.D.)を追加することにより、さまざまな光強度を実現できます。最大照射強度は、使用する電極チャンバーのタイプによって異なります。 LD1/2電極チャンバーと併用した場合、LS2は、チャンバーの光学窓に垂直に取り付け、1800 µmolm-2s-1の最大光強度を実現できます。

    Leaflab2+ 光合成/呼吸研究用 気相酸素電極システム

    Oxylab+は気相での酸素発生又は吸収を測定することが可能です(0~100%)
    Leaflab2+の詳細についてはこちらをご参照ください。

    光合成測定

    酸素電極システムを考案したDavid Walker教授自身による解説書(日本語版:約193MB)ついてはこちらからダウンロードください。

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