二重変調クロロフィル蛍光測定器FL6000
- スタンダードタイプでは4μs, ファーストタイプで1μsの時間分解能でChl-蛍光シグナルを測定
- コンバーターのゲインと積分時間はソフトウェアにより制御
- 解析ソフトウェアにより各種解析に対応(蛍光誘導、PAM、急速なOJIP過渡反応の観察、状態遷移、Quenching parameters等)
- サンプルキュベットの容量は4 ml
- LEDライト、PINディテクター(690-730nmバンドパスフィルタ付き)
概要
二重変調クロロフィル蛍光測定器FL6000は、クロロフィルα(Chlα)-蛍光を測定する装置です。 測定された蛍光は、数マイクロ秒の測定フラッシュを発生する発光ダイオードによって励起され、単一ターンオーバーフラッシュまたは 連続的な光照射によって測定されます。 クロロフィル蛍光はPINフォトダイオードで検出され、16ビットA/Dコンバータでデジタル化されます。この装置はパルス振幅変調測定に 対応しており、同時に高速のOJIPトランジェントを捕捉したり、QA-酸化還元キネティクス、S-ステートの高速測定を実行することができます。 FL 6000-Fの高速バージョンでは、フラッシュ蛍光誘導(FFI)実験の測定が可能で、有効アンテナサイズ、アンテナ接続性、高速ライトカーブの 算出につながります。この蛍光測定器の大きな特徴は、620nmの励起光源を使用して非常に高い出力の矩形アクチニックフラッシュを発生させる ことができる点です。この機能は、シアノバクテリアの測定に有効です。QAアクセプターの完全な還元は25μs以内に達成され、このような1回転 飽和フラッシュ中の蛍光誘導を測定することができます。この技術は、光化学系IIの有効アンテナサイズと同様に DCMUなどの除草剤で測定系を 乱すことなく、その不均質性と接続性を測定することができます。
特長
内蔵されているLEDにより励起されます。
クロロフィル蛍光はPINフォトダイオードにより検出され、A/Dコンバーターによってデジタル化されます。
OJIPの高速キネティクス測定とフラッシュ蛍光励起でPAMとの連携が可能です。
内蔵LEDは赤や青以外にも、オプションとして近赤外等にも対応可能です。
FL6000=E-FL 6000
応用例
ソフトウェア
実験プロトコルの作成と保存