
ポータブル型分光測色計PR-655/670
- 低輝度から高輝度まで広いダイナミックレンジに対応した絶対値測定
- 測定角(アパーチャー)を切り替えることで様々な測定スポットサイズに対応
- 充電式内蔵バッテリーにより、測定器本体のみで独立して使用することが可能
- 測定対象の周波数(20~400Hz)に同期するAutoSync機能
- 豊富な光学アクセサリーにより、輝度以外の単位系の測定が可能
- 専用ソフトウェアおよびコマンド制御
- 測定できる単位:
- 輝度、放射輝度、色度、色温度、照度、放射照度、光度、放射強度、全光束、放射束、透過率、反射率
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概要
PR-655/670は、本体にフルカラータッチパネルスクリーン・充電式バッテリー・SDカードが搭載されたポータブル型の分光放射輝度計です。
重量は1.7kg(PR-655)と軽量化され、充電式バッテリーを搭載しており、屋外での測定や持ち運びに便利な製品です。
輝度測定以外の用途でも、オプションの光学アクセサリーを使用することで照度・放射照度の測定が可能です。
インターフェースはUSB以外にRS-232が搭載可能で、ソフトウェアおよびコマンドで制御できます。 -
LA-680 輝度アダプター
LA-680輝度アダプターを使用すると、PR-655またはPR-670は、アダプターのゴムカップに接触させることができるバックライト光源(ブラウン管、蛍光灯、自発光ディスプレイなど)の表面輝度と放射輝度を測定できます。
また、より遠方の光源の輝度を円形視野内で平均化して近似値を求めることもできます。(アダプタの受光角は、半値角で約12.5°、10%応答点で約14°です。)
アクセサリーのカップをランバーシアン光源に接触させた場合、測定エリアの直径は13.2mmです。
FP-680 フレキシブルプローブ
FP-680フレキシブルプローブを使用すると、PR-655/670は、プローブの先端に接触させることができるバックライト光源(ブラウン管、蛍光灯、自発光ディスプレイなど)の表面輝度と放射輝度を測定できます。FP-680フレキシブルプローブは、特にアクセスが困難な場所での測定に便利です。プローブは、長さ0.6メートルのフレキシブルファイバーバンドルとネジ付きマウントアダプタで構成されています。
また、円形視野内で平均化された、より遠方の光源の輝度を概算することもできます。(プローブの受光角は、半値角で約30°、10%応答点で約50°です。プローブの先端をランバート光源に接触させた場合の測定領域は、直径3mmです。
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SpectraWinソフトウェア
SpectraWinソフトウェアは、Windowsベースの制御プログラムで、PR-655/670SpectraScan分光放射輝度計からのデータを制御・操作するための強力で使いやすいインターフェースを提供するように設計されています。光源の分光パワー分布、輝度、および色彩の測定と表示という標準機能に加えて、測定データの表示、分析、および計算のための追加機能を備えています。
測定項目
- 分光放射輝度/放射照度
- 輝度/照度
- CIE色度
- 相関色温度
- L*a*b* / L*u*v*
- DE*ab、DE*uv
- 反射率
- 透過率
- 光学濃度
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- ディスプレイ/プロジェクターの輝度および色度測定
- LEDの測定および評価
- コントラスト測定
- 反射率/透過率の測定
- 映像業界/デジタルシネマ用ディスプレイの校正
- 医療/歯科向け輝度および色測定