光学樹脂レンズ・素子の「ゴースト」「フレア」要因となる迷光(不要反射光)を、従来の表面処理だけに依存せず抑制するための技術情報です。光学素子内部に遮光構造体を形成するアプローチにより、複雑な内部反射光への対策自由度を高め、光学性能の安定化に寄与します。
製品概要
光学樹脂レンズや素子において、表面や内部で発生する不要な反射光は、光学性能を低下させる「ゴースト」や「フレア」の大きな原因となります。これは光学業界において長年の課題とされてきました。
従来の対策は、素子表面への「遮光板」設置や「墨塗」が一般的でしたが、光路が複雑な内部反射光に対しては表面構造だけでは不十分であり、技術的な制約が存在していました。
本技術は、この課題に対して「光学素子の内部に遮光構造体を形成する」という革新的なアプローチを実現します。不活性ガス中などで有機物を加熱・炭素化させるメカニズムを活用し、従来困難だった内部反射光の抑制を可能にします。

この独自技術の利点
- 高い抑制効果:従来の表面処理では届かなかった内部反射光を確実にカット
- 性能向上:ゴースト・フレアを極限まで低減し、クリアな光学性能を実現
- 自由度の高い設計:表面構造に頼らない、新たな光学設計の可能性を拡張


測定できる単位
- 最小ドット径:10μm / Dot(超微細加工対応)
- 耐熱温度目安:数百〜1,000℃(炭素化プロセスにおける加熱範囲)
- 成分分析手法:Raman(ラマン)分光法による成分分析・評価
- 形成パターン:3Dパターニング、グラデーション遮光、3Dマスキング
特長
- 世界初の革新的技術:光学素子の内部に直接遮光構造体を形成する独自技術
- 高度な迷光抑制:複雑な光路を持つ内部反射光を抑制し、ゴーストやフレアを効果的に回避
- 超微細10μm加工:超微細なドットによる精密な遮光パターンの形成が可能
- 多彩なマーキング対応:絵、文字、ロット番号、バーコード、QRコードなどの内部形成に対応
- 3Dパターニング:光線カットのための複雑な3D形状や、透過率を制御するグラデーション遮光が可能
- 製造プロセスの最適化:光学樹脂の内部に遮光パターンを形成する専用製造装置の提供も可能
資料

光学樹脂への迷光除去加工技術の概要を説明する資料です。
