レンズMTF測定器Lenscheck
- リアルタイムでMTF測定を可能にする特許取得済みのVideoMTF技術
- 柔軟なプラットフォームにより、様々な測定が可能(MTF、EFL、歪みなど)
- VIS - 業界をリードする測定精度2%以下(標準1%)、再現性1%以下(標準0.5%)それぞれ50mm F4 Audit レンズで検証済み
- LWIR - 40lp/mmで3%(標準2%)以上の業界をリードする測定精度、2%以上の再現性(標準1%)それぞれ25mm F1.5Auditレンズで検証
- 設定可能な自動測定ルーチン
- 波長帯域の切り替えが容易(VIS/NIR、SWIR、LWIR)
- 世界中の生産施設や研究開発施設に導入実績有り
- 測定できる単位:
- MTF オン/オフ アクシス
- EFLとf/#
- 後焦点距離 Back focal length
- 非点収差 Astigmatism
- 像面湾曲 Field Curvature
- 歪曲収差 Distortion
- 主光線角度 Chief Ray Angle
- Ensquared/Encircled Energy
- 軸上および軸外色収差 Axial and Lateral Chromatic
- 透過率 Transmission
- 相対照明 Relative Illumination
- ベーリンググレア指数 Veiling Glare Index
- グレア拡散機能 Glare Spread Function
- 視線 Line of Sight
-
概要
LensCheck™ システムは、コンパクトで効率的、かつ使いやすい品質管理ツールとして、生産およびプロトタイプのレンズ測定を効率良く提供することが出来ます。特許取得済みの Optikos® VideoMTF® 画像解析ソフトウェアを備え、リアルタイムのMTFテストと解析により、ユーザーは測定対象レンズを迅速かつ確実に測定可能です。 小口径レンズのMTF測定に適したMTF測定器で、自社基準のAudit Lensを基準に校正を行います。
-
仕様 VIS SWIR LWIR 入射瞳径 最大50mm 最大50mm 最大50mm 焦点距離 ≤ 100mm以下
イメージアナライザー対物レンズ使用時5~50mm 5~50mm
コリメーターオプションにより、照射範囲を拡大fナンバー f/20〜f/1
適切なイメージアナライザー対物レンズ使用時、S/N比に依存f/20~f/1 f/20~f/1 イメージフォーマットサイズ 画像対角25mmまで
オプションで100mmまで延長可能画像対角25mmまで
オプションで100mmまで延長可能画像対角25mmまで
オプションで100mmまで延長可能最大空間周波数 標準で最大500lp/mm
カスタマイズにより
1000lp/mmまで対応標準で最大120lp/mm
カスタマイズに対応最大60lp/mm 仕様 VIS SWIR LWIR 筐体サイズ 高さ355mm、幅762mm、長さ1219mm
*コンピュータおよび周辺機器は含まれません。高さ355mm、幅762mm、長さ1219mm
*コンピュータおよび周辺機器は含まれません。高さ355mm、幅762mm、長さ1219mm
*コンピュータおよび周辺機器は含まれません。電源 100-240 VAC、
60/50 Hz、 < 15 amp100-240 VAC、
60/50 Hz、 < 15 amp100-240 VAC、
60/50 Hz、 < 15 amp設置環境 暗室内での使用により最適なパフォーマンスを発揮 暗室内での使用により最適なパフォーマンスを発揮 暗室内での使用により最適なパフォーマンスを発揮 コリメーター 355mm EFL、
50mmクリアアパーチャー355mm EFL、
50mmクリアアパーチャー短いEFLに対応したコリメーターも用意355mm EFL、
50mmクリアアパーチャー短いEFLに対応したコリメーターも用意Z軸(モーター式) 可動範囲 25mm、分解能0.1μm 可動範囲 25mm、分解能0.1μm 可動範囲 25mm、分解能0.1μm X軸(モーター式) 可動範囲 25mm、分解能0.05μm、ガラススケールエンコーダー 可動範囲 25mm、分解能0.05μm、ガラススケールエンコーダー 可動範囲 25mm、分解能0.05μm、ガラススケールエンコーダー Y軸(手動式) 可動範囲 12.5mm 可動範囲 12.5mm 可動範囲 12.5mm レンズ取付部
(モーター式)±105°軸外回転、分解能0.0001°、
ガラススケールエンコーダー、
0.5m 光学レール、自動レンズ芯出しレンズマウント±105°軸外回転、分解能0.0001°、
ガラススケールエンコーダー、
0.5m 光学レール、自動レンズ芯出しレンズマウント±105°軸外回転、分解能0.0001°、
ガラススケールエンコーダー、
0.5m 光学レール、自動レンズ芯出しレンズマウント光源部 ファイバー光源:
400~1000nmファイバー光源:
400~1000nm広域放射 Broadband Emitter:
7~15 ミクロンターゲット 8 ポジション 手動ターゲット、フィルターホィール、ターゲット:
ピンホール、十字線、
USAF1951、
アライメントターゲット12 ポジション ハイスピードモーター式ターゲットホィール、ターゲット:スリット、ピンホール、十字線、アライメントターゲット 12 ポジション ハイスピードモーター式ターゲットホィール、ターゲット:スリット、ピンホール、十字線、アライメントターゲット フィルター フォトピック、546nmバンドパス、赤外カットオフ、RGB フィルター、
2ヶ所のオープンスポット900~1700nmバンドパス 8~12μmバンドパス イメージアナライザー CMOS GigEカメラ、6MP以上、
4.5umピクセル、12ビットビデオ、40x0.65NAリレーレンズ、感度400-1000um。InGaAS ビデオカメラ、
640x512、
アポクロマート20xリレーレンズ、分光感度0.9-1.7ミクロン非冷却マイクロボロメータ、
640 X 512、分光感度 7.5 - 15 ミクロン、キャリブレーション済み
7.5x 0.70NA リレーレンズ、
14 ビットビデオ出力オプション VIS SWIR LWIR 有限系共役ユニット (オプションまたはスタンドアロンユニットとして利用可能) ○ 最小有限系共役ユニット ○ 調整可能な共役ユニット (スタンドアロンユニットとして、または、既存のLensCheckをカスタマイズして利用可能) ○ 迷光除去オプション ○ アクロマティック対物レンズ ○ アポクロマティック対物レンズ ○ ○ 透過率測定キット/相対照明キット ○ ○ ロータリーレンズマウント 360°回転 ○ ○ ○ ロータリーレンズマウント 視線 (Line of Sight) ○ ○ ○ 反射型コリメーター ○ ○ ○ Audit レンズ、基準レンズ ○ ○ ○ レンズマウント:
直径範囲5-25mmの標準3点挟みカリパスレンズ用ホルダー付属、
最良の結果を得る為、レンズマウントの仕様を提案します。
入手可能なアダプター例:
M7からM12まで、Cマウント、Tマウント、ニコンF-マウント他カスタマイズレンズマウントにも対応可能○ ○ ○ 温調モジュール ○ LensCheck専用筐体 ○ -
レンズ温調測定用サーマルモジュールシリーズ
LensCheck™ 温調モジュールは、LensCheck™ VIS レンズ検査システムのアクセサリとして 使用でき、通常 -30°C ~ 105°C の温度範囲でレンズの検査を行うことができます。最大視野角*が ±80° (TC-1010/TC-1011) および ±40° (TC-1050) の小型レンズ用に設計されたLensCheck温調モジュールは、特性評価が可能な自動車用レンズの種類を増やします。
迷光対応アクセサリー
VGIキット
- ISO 9358に準拠した迷光測定
- 均一な明視野に囲まれた黒点
- 基準レンズで0.1%まで検証済み
- 積分球サイズオプション(焦点距離による)
○6インチ(φ15cm)積分球
○10インチ(φ25.4cm)積分球
○20インチ(φ50.8cm)積分球
GSFアップグレード
- LensCheck VISの能力を拡張し、測定対象レンズのグレア拡散機能を測定可能
- 測定モジュールには、以下のハードウェアのアップグレードが含まれます。
○40X 0.65NA対物レンズ、精密ピンホールフィールドストップ付
○ライトガイドアダプター、ディフューザー付、開口部縮小型
- 広帯域の可視スペクトルで10-6以上のダイナミックレンジを実現します。
- GSFの測定にはLensCheckシステム全体の使用が必要です。
筐体
LensCheck VIS の測定精度と再現性は、迷光をすべて除去した暗室環境でシステムを動作させた場合に最適化されます。これは、グレア拡散関数 (GSF) のような高ダイナミックレンジの測定において特に重要です。LensCheck専用の筐体は、レンズ測定試験用に専用の暗室を用意する必要を無くすために設計されました。
- 測定精度と再現性を最適化するために、測定対象レンズの周囲を暗い環境にします。
- 空調システムやクリーンルームのファンフィルターユニットからの気流の影響を排除します。
- 筐体無しの状態と同様に、レンズの装填やアライメント作業を行うことが可能です。
- コンパクトな筐体サイズ(オープン~104L x 81W x 56 H cm)
- 測定精度と再現性を最適化するために、測定対象レンズの周囲を暗い環境にします。
- 空調システムやクリーンルームのファンフィルターユニットからの気流の影響を排除します。
- 筐体無しの状態と同様に、レンズの装填やアライメント作業を行うことが可能です。
- コンパクトな筐体サイズ(オープン~104L x 81W x 56 H cm)
LensCheck™システムは、迷光が光学画像システムに及ぼす影響を測定するという高まる需要に応えるために設計されています。カメラ内の不要な光は、一般の写真家にとっては小さな問題かもしれませんが、多くの産業および自動車アプリケーションでは、その結果生じるシステムパフォーマンスの低下は、多大な経済的コストを招き、深刻な安全上の問題を引き起こし、製品の発売の成否を左右する可能性があります。LensCheckレンズ測定システムによる迷光測定(約1.5MB)ダウンロード
有限系共役ユニット(可視タイプ)
有限系測定機器は別個の装置またはLensCheck可視タイプ用オプションとして入手可能です。 有限系の距離が長く、LensCheck追加オプションとして使う場合、LensCheck™イメージアナライザー(IA)、IAマウント、レール、およびレンズマウントがLensCheckユニットから取り除かれ、機器ベースに設置されます。イメージはレールの精密な位置に移動し、軸外へ移動されます。
Z 軸(手動):可動範囲 1000mm、精度 0.01mm エンコーダー
有限系近接共役ユニット(可視タイプ)
近接共役撮影用に設計されたレンズの MTF およびその他の特性を測定するために構成されたシステムです。このコンパクトなシステムでは、対物距離0~300mm、フィールド対角線250mmまでの測定が可能です。 このシステムは、独立したシステムとして、または無限共役測定に使用する標準的なLensCheck VISシステムの付属品として利用できます。
- メディカルイメージングと外科手術への応用
- セルイメージングシステム
- 低倍率顕微鏡
- 有限共役対物レンズ(対物レンズとチューブレンズのペア)
- 検査用または短TLマシンビジョン用光学部品
- マクロレンズ
オブジェクトディスタンス可変システム (可視タイプ)
調整可能な共役レンズ装置は、個別のユニットとして、またはLensCheckをカスタマイズして使用できます。実際の物体距離として1mから無限大までの任意の物体距離および±110度以内の任意の画角でレンズを測定できます。 負の共役は、レンズの背後に画像が形成されるバーチャルリアリティなどのアプリケーションに使用されます。
透過率測定キット(可視タイプ)
- 積分球分光放射照度値をサンプル有無で測定
- コーティング無しの基準レンズを使った場合、0.1%の精度
ロータリーレンズマウント(可視・遠赤外タイプ)
- モーター式レンズマウントは、様々な直径のレンズに対応
- レンズの芯出しと光軸ズレを測定
ベイリンググレア測定アクセサリ(可視タイプ)
- ISO9358 準拠迷光測定
- 焦点距離が15mmを超えるレンズの場合(標準キット 15mm)
- 均一な明るい出光ポート内のスポットが測定されます。
- 基準レンズの使用で0.1%まで有効
反射型コリメータ(可視・遠赤外タイプ)
- 色収差のない広帯域スペクトルの測定に最適
- 最高精度のコリメート波面品質
- 焦点距離の延長により、より長い焦点距離のレンズ測定に対応
アポクロマティック対物レンズ(可視タイプ)
- 無限大補正された 10 倍、20 倍、40 倍の対物レンズと分光波長測定に適したチューブレンズ
-
Optest 7ソフトウェア
OpTest 7ソフトウェアは、洗練された測定技術を幅広いユーザーに提供するために、 まったく新しいアプローチで開発されています。 30年以上にわたるOptikos® MTF測定ソフトウェアの開発の結果に基づき、最新の Microsoft® プログラミング環境を採用し、グラフィカルユーザーインターフェースを アプリケーションとは別にコーディングすることで、その耐久性を保証しています。 基本的なアーキテクチャを慎重に検討することで、新しい世代のオペレーティングシステムにも 耐えうるソフトウェアであることを保証しています。
- MTF測定 (軸上、軸外)
- 焦点距離及びf値
- 背面焦点距離
- 非点収差
- 像面湾曲
- 歪曲収差ディストーション