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グリニッジ大学温室用ソーラーパネル

アグリボルタイクス(営農型太陽光発電):BF5サンシャインセンサーを用いた
カーボンニュートラル農業の研究事例

著者: エリノア・トンプソン博士(グリニッジ大学)、Delta-T Devices
パートナー: Polysolar社、Hugh Lowe Farms

概要

カーボンニュートラルな農業の実現に向け、グリニッジ大学のエリノア・トンプソン博士率いる研究チームは、太陽光発電会社Polysolar社およびケント州のHugh Lowe Farmsと協力し、果樹園における太陽光発電と高品質な作物生産の両立を探求しています。このプロジェクトでは、既存の温室やポリハウスに半透明の太陽光発電素材を後付けし、同じ土地での発電と農作物生産の共存を実証しています。

研究方法とBF5センサーの役割

研究チームは、ポリトンネルの屋根にフレキシブルなPV(太陽光発電)素材をさまざまなパターンで配置し、植物の成長に及ぼす影響を評価しています。ここで、Delta-T社のBF5サンシャインセンサーが極めて重要な役割を担っています。

光の量と質の正確な評価: 2台のBF5センサーを現場に設置。1台は日陰のない場所に、もう1台はPVパネルの影になる場所に配置し、作物に届く絶対的な日射量と光量の差をリアルタイムで算出します。

直達光と拡散光の同時測定: BF5は可動部品を持たず、直達太陽放射と拡散太陽放射の両方を測定可能です。これにより、PV素材を透過した光が植物の光合成や成長特性にどのように影響するかを精緻に分析できます。

機動性の高さ: 堅牢でコンパクトな設計により、重要な測定地点への設置や移動が迅速かつ容易であり、複雑な実験ニーズに柔軟に対応しています。

研究の結果と今後の展望

これまでの試験運用により、以下の有益な知見が得られています。

土地利用の最大化: 既存の施設を改修することで、新たな農地を占有することなく、1ヘクタールあたり年間約100〜130MWhの電力を発電できることが示されました。

環境影響の最適化: パネルによる適度な日陰は、特に夏の強い直射日光から作物を守り、水利用効率を高める効果が示唆されています。

波長制御による品質向上: 着色された半透明パネルを用いることで、特定の波長(青色)を電気に変換し、植物に必要な波長(オレンジ・赤色)を多く届けることで、作物のタンパク質レベルを向上させる可能性も研究されています。

結論

このエネルギー発電システムは、農場の電力コスト相殺や、灌漑・収穫ロボットの自律運用を支える経済的利益をもたらします。BF5サンシャインセンサーが提供する信頼性の高い日射データは、持続可能な農業とクリーンエネルギーが共存する未来の農業モデルを構築するための、確かなエビデンスとなっています。

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