コラム
ColumnUV LED光源(紫外LED)の配光測定はじめました
殺菌灯を内蔵した食洗機【出典:シロカ株式会社】
コロナウイルスの影響でUV LEDを使用した殺菌用品が増えています。
LED殺菌灯は、従来の殺菌蛍光灯に比べて、省電力でかつ水銀が全く含まれていことから環境にも優しく、そして何より小型で手軽に組み込むことができることから急速に市場に浸透しています。
また、価格も以前より下がっており、蛍光灯タイプのUV光源と比較しても、十分対抗できる様になってきました。
UV LEDユニット【出典:共和プロダクツ】
UV LEDユニットは小型でいろいろな形状のものが販売されているため、組み込みの際の自由度が高い反面、ユニットごとに発光する強さ、照射する方向などに違いがあります。
このため、UV LEDユニットを製品への組み込み設計を行う場合、UV LEDの発光方向(発光角度)に対する発光エネルギー量(配光特性)を確認し、効率よく殺菌できる位置を決定する必要があります。
効率の良い製造と殺菌機器としての商品価値を上げるためには、配光測定は非常に重要なデータとなります。
LEDの配光測定結果の一例
光学試験校正室では、以下の波長範囲で配光測定を行っています。
測定波長範囲 200nm-430nm
測定配光角度 ±90度
その他、可視域(380nm-780nm)、赤外域(700nm-1050nm)の測定も承ります。